さて、前に日記で「両性体」な事をカムアウトした
訳ですが、多少自分の生い立ちを・・。

私は片親です。
母親が働いてばぁちゃん姉妹に育てられました。
母親には両性である事はしらされず、ただ「染色体異常」なので
生き延びれないかも・・と伝えられたようです。
母的には「男の子と聞いたけど女の子だったらしい」
「あらあら病院も慌てる事あるのねぇ」といたって呑気だったそうです。
(呑気すぎるよ・・・☆)

しかも両親は私が生まれたら離婚する予定でいて
男なら父方が、女なら母方が引き取る約束だったのです。
ばぁちゃん曰く「子供として腹の中で抵抗したのかねぇ」と語ってくれたりもしました。

私の性別は一応2日かけて「女」に決定しましたが
長男のように育てられました。
黒幕はばぁちゃんです。

1・婦女子にはやさしく。
2・潔く生きる。
3・里見八犬伝の玉に記された意味を忘るるべからず

と言うロマンバリバリの育て方をした結果、幼児語を使わず、礼儀正しいプライドだけが
高いという、とんでも憎たらしいサムライが出来あがってしまいました。(笑)

体も弱く、外に出ると夕方には発熱し死にかける。
親としては、さぞ心配だったでしょう。

まぁ母親は20才くらいまでサボっていると思っていたそうなのでなんともいえないのですが

3才まで生きられない・・・5才まで・・・10才まで・・
そう言われ続けて30才越したわけだから私って人間はそうとう命汚いんでしょう。

友達が良く「地球が滅亡しても君とゴキブリは残る」と言っていたくらいだし・・。

私が初めてリスカしたのは小学生の時「何故この世に生きなければいけないのか」
と疑問を持ち、「病気ばかりして迷惑かけてる。私がいる事でこの家の負担になってる」
と思いこんだのです。

・・・痛かった。
その痛みの中に私は無意識かも幻覚だったのかもしれないが「神」を見ました。
「お前は罪を償う為にこの世にいる」
「お前が幸せに暮らせる事こそ回りを幸せにする事だ」「それでも死にたい?」

遠くなっていく記憶の中で「生きたい!」と叫んだ事だけ覚えています。

助かった私はいろんな事を口走ったり、いろんなモノを見たりして
とうとう精神科の門をくぐりました。
うっかりIQとやらが高かったおかげで「感受性が人一倍鋭い子」
という診断となりました。

体が弱い為、友達もいず、1人でもいいと思っていた私は無力だった。

「それでも気長に待てばこんな私でもいいよって言ってくれる友達が出来るかもしれない」
という希望の種を心に植える事には成功したようです。

その証拠に、今の生活環境の中には沢山の友達が私を包んでくれている。

・・・・もちろん私が両性で有ることを知ってる人は少ないが・・・。

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